hillockの開発者であるデザイナー本人が、大手精密機器メーカの設計開発部門に在籍していた際に、CADなどのマウス操作による慢性的な手首の疲労(疲れ、痛み、腱鞘炎)に苦しみ、その対策として本製品のプロトタイプを作ったことがきっかけです。はじめは市販のリストレストやサポータを使っていましたが、使い心地が悪かったり、ぐらぐらしてしっかりと手首をサポートできなかったり、蒸れて汗じみが出来たり、満足できるものがありませんでした。
そこで自分が、本当に使える仕事道具として設計したものがhillcokの原型になりました。下記の写真は、数十回におよぶ試作のうち後期のものになります。初期は、重くごてごてしたデザインでダサく写真に撮るのが恥ずかしいものでした。
試作を繰り返す毎に形状が洗練され、最終的に現在の形に行きつきました。機能以外をそぎ落としたシンプルな形状で、選び抜かれた高性能な材料を過不足なく必要なだけ使っています。
手首に不安のある方、現状に満足できない方は、ぜひ使ってみて下さい。きっと素敵な体験になると思います。